【千葉交通】成田待機場

 成田市役所の隣接地に広がる千葉交通の待機場は元成田営業所で、成田営業所は平成20年2月1日に成田市吉倉へ新築移転した。旧営業所は駅から至近距離で便利な場所だったが、当時は成田観光自動車との合併や高速バスの拡充、成田湯川駅建設に伴う湯川車庫の閉鎖などが行われていた時期だった。成田営業所の移転に伴い、多古営業所から高速バスを移管するとともに、出先車庫のハニワ台、竜角寺台、佐原の各車庫を段階的に廃止した。
 土地が傾斜があり、京成成田空港線の橋桁が横切っている。跡地は一部をバス待機場として引き続き使用しているほかは、月極の成田市役所前駐車場(279台)と時間貸の栗山公園前駐車場(15台)となっている。営業所事務所や整備工場は解体され、プレハブの乗務員休憩室とトイレ、簡単な洗車スペースがある。待機場は15台分の枠があり、向かって右側(7台)が大型車と中型ロング、左側が中型車(8台)と分かれている。出入庫以外は成田営業所まで行かず、ここで休憩を行う。京成成田駅と京成成田駅東口に到着したバスは、一度成田待機場に向かう(後述するイオン成田線を除く)。成田駅西口発着のバスは成田湯川駅で中休を行うダイヤが多い。
 令和2年4月1日から運行を開始した国際医療福祉大学成田病院線は、千葉交通、JRバス関東、成田空港交通の3社が共同担当しているが、令和2年11月23日の当ブログで記載した通り、JRバス関東と成田空港交通も中休で使用している。さらに、ちばフラワーバスの「さんむウイングライナー」の折返し便も入る。ただし、乗務員によって京成成田駅東口の待機場にいる場合がある。
 奥の整備工場跡地は旧ポールがたくさん並んでいる。成田営業所の場外職場としての機能もあるようだ。社用車であるユニック付きのトヨタダイナも常駐している。平成11年以前のモデルだが、ナンバーが「成田100」となっているので、中古車と思われる。現在でも、用事がある時は営業所から出向いて作業を行うのであろう。
DSC_2014.JPG↑入口は駐車場とバスが共用
DSC_2012.JPG↑奥のバス待機場
DSC_1611.JPG↑乗務員休憩室とトイレ。この付近の成田営業所事務所があった
DSC_1992.JPG↑奥には廃ポールが並んでいる
DSC_1512.JPG↑千葉交通と成田空港交通の並び
DSC_1622.JPG↑千葉交通とJRバス関東の並び
DSC_2637.JPG↑千葉交通とちばフラワーバスの並び
 手前の千葉交通本社ビル駐車場の入口は、入庫条件を示す注意書きに旧ポールを活用している。成田市コミュニティバスの西和泉十字路停留所で使用していたポールだ。
DSC_2371.JPG↑西和泉十字路のポールを再利用
イオン成田線
 平成24年式の日野SKG-KR290J1(ジェイバス)。登録番号は「成田200 か 551」、社番は「12-04」で、成田営業所所属。
 「日野レインボーⅡ」のワンステップバス。塗装から分かる通り、イオン成田線(京成成田駅~イオンモール成田~イオン成田店)専用車の2代目となる。初代のイオン成田線専用車の日野KK-RJ1JJGAを置き換えた。初代と同様、イオンのコーポレートカラーのローズレッドを採用し、屋根上は白となっている。赤系の塗装は退色が目立つのが難点だ。
 イオン成田線専用車は、「12-04」「12-05」「13-07」「13-08」の合計4両が配置されているが、4両では足りないので、一般塗装車も加わる。
 イオン成田線は、イオン成田ショッピングセンター(イオンモール成田)のオープンに合わせて、平成12年3月14日に運行開始した。開業当初から利用者が多く、今や千葉交通のドル箱路線となっており、臨時便が出ることもある。当初は直行便のみだったが、竜台線(京成成田駅~土屋~長沼~竜台車庫~突合)の廃止に伴い、平成18年12月1日から一部が土屋地区を各駅停車とした。
 イオン成田線は京成成田駅で折り返すダイヤが基本で、休憩時のみ成田待機場に入る。京成成田駅前は狭く、待機スペースも狭いことから、イオン成田店で十数分の折返し時間を確保している。イオンモール成田出口の渋滞に巻き込まれることがある(出口の設計が悪く、国道408号線の成田山裏門入口交差点に車が集中してしまう)。また、成田山前の表参道は狭く、歩行者の間を縫うように通る。バスの走行には適していない。したがって、正月などは国道51号線経由に迂回運行を行う。
DSC_2646.JPG↑イオンカラーの日野SKG-KR290J1。イオン成田線は成田待機場で中休を行う
栗山公園
 隣接した栗山公園には、「D51 609」が保存されている。説明版によると、昭和16年3月17日に日立製作所笠戸工場で製造され、昭和47年12月9日に廃車となった。東海道線(貨物線も含まれるためか、東海道線となっていない。単なる文字数合わせか)、山陰本線、信越本線、羽越本線などを走行し、千葉鉄道管理局管内の機関区に配置されたことはないようだ。昭和48年3月から成田市が借り受け、子供たちの科学教材を目的に保存展示している。現在でも、有志によってきれいに手入れされている。成田駅近隣は成田運転区をはじめ、車掌区、保線区、電力区、信号通信区などの部署が多くあり、鉄道の街であった。国鉄バスも八日市場自動車営業所成田支所があった。
 また、日曜日はミニSLが運行され、親子連れで賑わっている(令和2年度はコロナ禍の影響で運行休止)。踏切や信号機も作動し、本格的なものだ。ミニSLの備品は、黒塗りの有蓋貨車「ワム75626」に保管されている。昭和54年8月に郡山工場で全検出場したのが最後で、次の昭和58年8月の全検を受けることなく廃車となっている。ただし、フェンス内にあり、門扉が開いていないと撮影が難しい。
DSC_2016.JPG↑屋根の下できれいに保存されている「D51 609」
DSC_2015.JPG↑「D51 609」の説明板
DSC_2023.JPG↑ミニSLの踏切と信号機
DSC_3243.JPG↑ワム75626
※成田待機場という名称は、小生が便宜的に付けた

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