【日東交通】富津公園/富津公園入口

 日東交通の富津線(木更津駅西口~桜井~青堀駅~新井~富津公園、15.3㎞)と、湊富津・笹毛線(上総湊駅~笹毛~佐貫町駅~大貫駅前~富津公園、15.8㎞)の停留所である。4台分の待機スペースと乗務員休憩室、簡易トイレがある。隣には観光案内所があり、まさに富津公園入口だ。
 構内の一角には、昭和50年代から使用されてきたと思われる白百合型ポールが放置されている。平成25年4月1日改正の時刻表が掲示されており、平成26年4月の時点では新品に交換されているので、その間に交換されたのであろう。
 現在のポールの円盤は両社共通の「日東バス」で、行先に書かれている「日東交通」「天羽日東バス」のは二段書きとなっており、「天羽日東バス」の方はテープで隠している。
画像←富津公園のポール。「天羽」の文字をシールで隠してある

画像←折返し場全景

画像←乗務員休憩室の脇に東京湾アクアライン高速バス開業の立て看板がある

画像←白百合型の旧ポールも放置されていた

 かつて、富津線はメイン路線の一つとして、富津営業所と木更津営業所が共同担当し、20~30分間隔で運行されていた。段階的に減便が進み、平成21年10月1日から富津営業所単独となり、現在ではおおむね1時間に1本となっている。この時にイオン富津ショッピングセンター経由が廃止された(現在のイオンモール富津)。このため、折返し場で2台並ぶことはなくなった。古参乗務員の話によると、最盛期は通勤通学客で満員となり、扉が閉まらないぐらい乗っていたという。沿岸の埋立が進むと、日本製鉄などの工場へマイカーで通勤するようになったのであろう。末期は大型車の日産ディーゼルU-UA440HSN(富士7E)や日産ディーゼルU-RM210GSN(富士8E)など、富津営業所に配置されていない車両も運用されていた。
画像←富津公園の終点専用ポール。新品に交換された

画像←降車場付近は食堂が並ぶ

 日東交通公式ホームページの時刻表に注釈で記載されているように、富津線上りの富津公園停留所と富津公園入口停留所は同一箇所となっている。湊富津・笹毛線も注記がないものの、おそらく同じであろう。現地では、富津公園入口停留所のポールは下り方向(富津公園行)しかなく、向かい側の木更津駅西口・佐貫町駅方面のポールは富津公園となっている。したがって、富津公園から富津公園入口までは乗車できない。なお、「駅すぱあと」では距離が0.2㎞、運賃は150円と算出される。天羽日東バスの頃、富津公園のトイレの近くで待機中の佐貫町駅経由笹毛行を見て、運転手にどこから乗るのか聞いたところ、扉を開けて便宜的に乗せてくれたことがある。
 富津公園入口の待機場は富津線専用で、湊富津・笹毛線は富津公園の駐車場に止めている。ただし、富津線も富津公園で待機している乗務員がいる。使用しているのは1台だけで、現在では2台以上並ぶことはないようだ。富津営業所が近いこともあるし、中休は木更津駅西口で行っている。
 終点の富津公園は降車専用ポールの前には食堂が並んでいる。夏休み期間中は富津公園ジャンボプールまで延長運行され、富津線もプールに遊びに行く子どもたちで賑わう。シーズン中は駐車場内をポールで仕切り、専用折返し場を設置する。
画像←富津公園折返し場で待機中のいすゞQKG-LV234L3。イオンモール木更津開業後、富津線は大型車の運用が増えた

画像←富津公園駐車場で待機している湊富津・笹毛線の三菱PA-ME17DF

画像←木更津営業所が共同担当していた頃は日産ディーゼルU-UA440HSNも運用された(平成20年8月31日)

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