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zoom RSS 【JRバス関東】多古営業センターを偲ぶ

<<   作成日時 : 2017/05/13 07:30   >>

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 平成27年6月20日のダイヤ改正で、多古台バスターミナル開業と同時に、多古停留所は転向場としての使命を終えてひっそりと廃止された。多古で折り返す便は、同時に新設された東関東バスターミナルで折り返すことになった。
 廃止末期の平成27年3月26日改正で、多古から出発する便は平日が栗源線の佐原駅行6本、多古本線のJR成田駅行4本、八日市場駅行2本、土休日が栗源線佐原駅行4本、多古本線のJR成田駅行2本だった。多古本線の八日市場駅〜JR成田駅系統は多古を経由せず、多古市街の多古本町、多古仲町(下り)、多古新町(上り)から徒歩約15分ほどの国道296号線沿いにあった。転向場を使用しているのは栗源線がメインで、多古本線は八日市場支店との出入庫の便が大半だった(転向場には入らない)。
画像←乗り場のポール(平成26年5月26日撮影)

 かつて、国鉄バスの拠点として八日市場自動車営業所多古支所があり、車両も配置されていた。営業部門として多古駅が併設され、昭和55年3月31日まで貨物も取り扱っていた。向かい側には農協があり、「多古米」などの出荷を行なっていたようだ。
 しかし、ローカル路線の相次ぐ廃止で、次第に機能が低下。国鉄分割・民営化後の平成4年10月1日に、八日市場営業所は八日市場支店、多古支所は多古営業センターに組織変更された。一般的な営業所と異なり、車両や乗務員、管理者の配置はなくなり、輸送拠点としての機能を持たなくなった。広々とした構内の施設はほどなく解体され、平成6年にドラッグストアなどが入るテナントとなった。
 多古営業センターでは、定期券・回数券発売、宿泊・航空・JR券手配、ヤマト運輸の「宅急便」取次ぎを行なっていた。かつての「自動車駅の復活のようだった。営業時間は午前9時〜午後5時30分までで、日祝定休だった。しかし、残念ながら多古営業支店は平成18年4月28日限りで閉鎖された。跡地はヘアカットの店となり、乗務員休憩室だけが残っていた。平成19年9月30日をもって一鍬田線(多古〜五辻〜一鍬田)が廃止されてから、ますます寂しくなってしまった。
画像←ありし日の多古営業センター(平成18年4月23日撮影)

画像←営業案内を示す看板。右は降車専用ポール(平成18年1月2日撮影)

画像←店舗横にあったバス転向場(平成21年12月25日撮影)

 平成7年3月1日から東京駅〜八日市場間に高速バスが運行開始し、多古に停車するようになった。高速バスの停留所は国道296号線沿いにあり、東京駅行の乗り場は約300m離れていた。多古営業センターでも乗車券を発売していた。
 バス転向場の裏に高速バス利用者用駐車場が設置されたが、細い路地にあるので分かりにくく、止まっている車は少なかった。店舗の駐車場に車を止める人もいたようだ。
画像←高速バス東京駅行の多古停留所。多古町コミュニティバスも停車していた(平成23年2月26日撮影)

画像←転向場の裏側にあった高速バス利用者用駐車場。この日の駐車車両はゼロだった(平成21年12月28日撮影)

 多古手前の旧・多古中央保育所(平成26年4月から多古こども園に統合)の前には、昭和28年に建立された「国鉄バス開業10周年記念碑」があり、地域住民の国鉄バスに対する期待がうかがえる。ただし、記念自体は文字が小さくかつ多過ぎて判読が難しい。御影石でないこともあって、明治時代の石碑のように古く見える。
画像←旧・多古保育所前にある「国鉄バス開業10周年記念碑」。足を止める人はほとんどいない(平成22年4月13日撮影)

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