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zoom RSS 【神奈川中央交通】上宿通りと下宿

<<   作成日時 : 2014/11/09 11:00   >>

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 秦野市の中心部は上宿から下宿付近で、古くからの商店や飲食店が並んでいた。しかし、駅からやや離れていることや、新しく整備された南口側を中心に郊外型店舗が増えたことなどから、人の流れが変わってしまった。「シャッター通り」とまではいかないものの、閉店した店や空き地と化したところも多い。昔ながらの市街地は駐車場が少なく、車利用に不便だが、店舗が取り壊されてコインパーキングとなってしまったのは皮肉なことだ。
 県道704号・秦野停車場線と県道705号・堀山下秦野停車場線が交差する本町四ツ角は交通量が多いにもかかわらず、昔ながらの狭い道で右折レーンがないため、右折車がいると渋滞してしまう。
 さて、秦野市中心部には、戦前に廃止された軽便鉄道の湘南軌道秦野駅、神奈川中央交通の秦野町駅があり、現在の下宿と上宿通りとなっている両停留所をたどってみた。ただし、ブログを書くにあたっては、過去の資料しかデータがないので焼き直しとなってしまい、消化不足の感は否めなかった(-。-)y-゜゜゜
画像←蓑毛から下宿、上宿通りを経て秦野駅に到着した秦20(三菱PJ−MP35JM)

■上宿通り(旧・秦野町駅)
 現在では単なる途中停留所に過ぎないが、秦野市中心部なので今でも乗降は多い。コンクリートブロック造りの大きな待合所となっている。片側には窓があり、バスが見えるので便利だ。壁には「神奈中会員募集御案内」と手書きの掲示スペースがあるものの、現在は地図が掲げられている。かつては貸切バスツアーの参加者募集のチラシが貼られていたのであろうか。
 上宿通りの旧停留所名は「秦野町駅」で、いわゆるバス駅だった。平成26年6月25日のブログに記載した通り、秦野町駅は国鉄(JR)と連絡運輸を行っており、乗車券を発売していた。しかし、国鉄の分割民営化からほどなくして、連絡運輸は廃止された。停留所名の改称時期も、小田急の駅名改称に合わせたのか、連絡運輸廃止なのか不明だ。
 待合所はクリーム色できれいに塗られているが、築年数は古いと思われる。窓の横にも出入口がある。待合所ができる前はきっぷ売り場だったのか、どこかの店に委託発売していたのか、いつまで連絡運輸を取り扱っていたか不明だ。当時の記録や写真がないので謎が多い。
画像←ブロック造りの待合所

画像←上宿通りを発車する平71・平塚駅行。車両は「かなちゃん号」

画像←手書きの「神奈中会員募集御案内」の文字

■下宿
 平成26年7月13日のブログに記載した通り、二宮から秦野を結ぶ湘南軌道が運行されていた。湘南軌道は旅客とともに、貨物として専売局秦野製造所(のちの日本専売公社秦野工場→昭和59年から日本たばこ産業)で製造産業されたたばこも運んでいた。秦野駅から先、工場内にも引込み線が延びていた。
 しかし、昭和2年に小田急線が開通し、大秦野駅が設置されると湘南軌道の利用者は減少。昭和8年に旅客営業休止、10年にたばこ輸送も休止したのち、12年に正式廃止となった。
 湘南軌道の秦野駅はドコモショップ秦野中央店付近にあった。日本たばこ産業秦野工場は昭和62年に廃止され、跡地は平成7年にジャスコ(現在はイオン)秦野店がオープンした。引込み線跡のイオン入口に石碑がある。
画像←湘南軌道秦野駅跡地の石碑

画像←下宿停留所と「軽便みち」の標柱

 すでに湘南軌道の秦野駅があったことから、昭和2年に開業した小田急は大秦野駅としていた。しかし、市民からの要望を踏まえて、小田急では湘南軌道が廃止されてから50年後の昭和62年3月9日に、市名と同じ秦野駅へと改称した。
画像←水無川の欄干には湘南軌道のSLがデザインされている

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